繊維(Textile)の将来(Forward)を
見据え、リサイクルと
エコを重視した素材を用いて、
さまざまな業界向けの製品を企画・
開発し、展開していきます。
当社の主力である合繊織物製造において、リサイクルやエコといった持続可能性は不可欠です。現在、廃ペットボトルをチップ化して再生糸にする技術に加え、工程上排出される糸くずを収集して紡糸する技術、さらには使用済み繊維製品そのものから新たな糸を紡ぐ技術や、廃漁網をリサイクルして繊維へと再生する取り組みが、大手メーカーを中心に進化しています。こうした最新技術は地球規模での環境意識の高まりと合致し、世界的関心を集めています。私たちは、これらの先進技術を積極的に取り入れ、環境負荷の低減と持続可能なモノづくりを追求しています。
人体と環境の安全性を第一に、
非フッ素撥水剤への移行をしていきます。
PFAS(有機フッ素化合物)は、繊維製品の撥水剤として広く使用されてきました。しかし、「永遠の化学物質」とも呼ばれ、環境や人体への影響が懸念されています。そのため、世界的に製造・使用の規制が加速しています。
現在、当社の多くの製品にはC6撥水剤を使用しておりますが、こうした状況を受け、順次、PFASを含まない非フッ素撥水剤への切り替えを進め、環境負荷の低減と安全性の向上に努めてまいります。
繊維の機能性と安らぎを両立させ、
健やかなライフスタイルを
実現していきます。
肌触りの良い繊維は、私たちを優しく包み込み、リラックス効果やストレス軽減に繋がります。自然な風合いと柔らかな色合いは、視覚からも心に安らぎをもたらします。
さらに、吸湿性、速乾性、通気性に優れた繊維は、衣服内を快適に保ち、健康的な生活をサポートします。保温性や遮熱性に優れた繊維は、寒さや暑さから身体を守り、ストレッチ性や軽量性のある繊維は、運動時のパフォーマンス向上や、日常生活での動きやすさを実現します。このように、機能性と心地よさを兼ね備えた生地は、心理的なWell-beingの向上に貢献します。
福井の伝統繊維技術を未来へつなぎ、
新たな文化価値を創造していきます。
私たちは日本の合成繊維産地である福井県に拠点を置き、繊維の製造・加工を専門としています。この地域に根ざした伝統的な繊維技術と素材を大切に守り、現代に活かすことで、文化的な価値の継承に貢献しています。これは単に製品を作るだけでなく、地域特有の技術や文化を守り育むことにも繋がります。私たちの取り組みは、地域社会の活性化を促し、文化的なWell-beingの向上にも寄与しています。